人への親切がもたらす効果
メンタルを改善する方法や、タイムマネジメントなどで生産性を上げる方法などはさまざまな方がいろいろなところで発信されていますね。
その方法の1つに「人への親切」があると聞いてあなたはどう感じるでしょうか?
親切って・・そうです。電車で席をお年寄りに譲ってあげたり、海外の方に道案内をしたり・・というあの親切です。
とある実験で、他人のためになることをやるグループと自分のやりたいことをやるグループの時間の感覚を調べたところ、他人のためになることをやったグループは、そうでないグループに比べて2倍時ほど時間に対する感覚が延びたそうです。
その後の仕事の生産性も上がったといいますから驚きです。
メンタルの改善もほんのささいな親切をある一定期間継続した人は、気分が改善され中にはうつ傾向にあった人の症状が緩和されたという報告もあるようです。
小さな親切を行うことで私たちのモチベーションを上げるドーパミンというホルモンが脳に分泌されるからということです。
ちょっとした親切が自分のメンタルや生産性を上げてしまうなんて、これはやった方がいいですよね。
「情けは人のためならず」とはよくいったものです。
親切の具体的な例
ではそのささいな親切って一体どのレベルの親切を指すのでしょうか?
大きなNPOのボランティア活動に参加して・・というような大げさな話ではありません。もちろんできる方はぜひやってください!
そのささいな親切とは、
- コンビニやスーパーで10円など少額な寄付をする
- 友人やリスペクトする方のSNSの投稿に「いいね」をする
- 職場にお土産を買って配る
のような類のものです。
あなたももしかしたら普段からやられているかもしれません。
この程度のことでも「自分も誰かの役に立つことができた」という高揚感から、先ほどのドーパミンが分泌されモチベーションが上がりさらにストレスにも強くなるというわけです。
昔観た「ペイフォワード」という映画を思い出しました。
世界中の人がささいな親切を繰り返す世の中になれば、いろいろなことが変わるかもしれませんね。
親切をする際の注意点
いいことだらけの「小さな親切」ですが、注意点もあるようです。
とにかく親切にすればいいんだろうという方は是非以下のことにご注意ください。
まずはあまった隙間時間に親切を行うということです。
あなたの時間も有限です。その有限な時間を他人の親切のためばかりに投じていると、かえってその負担に耐え切れなくなってしまいます。
当然本来の効果は期待できず、本末転倒になりかねませんのでご注意ください。
では、どれくらいの時間、他人の親切のために使えばよいのでしょうか。
時間に余裕のある人はたくさんやればやるほど効果が出そうな気がしてしまいますが、実はそうでもないようですね。
時間でいうと、週に2時間程他人の親切に使った人の方がそれ以上他人の親切のために時間を使った人よりも幸福度は上がったそうです。
これも人間の面白いところですね。「過ぎたるは及ばざるがごとし」とはよくいったものです。あなたもできる範囲から小さな親切をしてみてはいかがでしょうか?
今回はことわざシリーズになってしまいました。
いつもありがとうございます。 何かの参考になりましたら嬉しいです。ではまた!
コメント